予告されていた運営開発チームの掲げる“重大発表”が明らかに。「グラナド・エスパダ」の「6周年記念オフラインパーティー」レポート

 ハンビットユビキタスエンターテインメント(以下,HUE)は,2012年7月14日,オンラインRPG「グラナド・エスパダ ルネッサンス」のサービス6周年を記念したオフラインパーティーを,東京都内で開催した。
 このイベントでは,先日,“重大発表”との予告があったとおり(関連記事1,関連記事2),2012年7月18日から始まる同タイトルのリニューアルおよび運営開発体制の刷新についてのプレゼンテーションが行われた。合わせて,2012年7月18日から,同タイトルの名称が再び「グラナド・エスパダ」(以下,GE)となることもアナウンスされた。

キム・ユラCEO自身が提案した「グラナド・エスパダ」のリニューアル


005.jpg 開会の挨拶で登壇したHUE 代表取締役 CEO キム・ユラ氏は,自身が各国でコンテンツ展開に携わってきた経験を振り返り,とくにローカライズに関しては日本が最も難しいと語る。というのも,日本は独自のゲーム文化を先行して構築しており,他国で作られたコンテンツをそのまま展開しても,まず通用しないからだ。
 キム氏は,HUEの代表取締役に就任して以来,3年間,日本で生活したことでそれを実感したと話し,6周年を迎えるにあたってGEのプレイヤーが何を求めてプレイし続けているのか,何を用意すればいいのか慎重に考えたという。

 今回の“重大発表”は,そうしたキム氏の提案を,GE 日本運営プロデューサーの中尾圭吾氏がリニューアル案として具体化したものだという。最終的に中尾氏の提示した新規プレイヤーのための支援サービス案や,現行プレイヤーに向けた有料サービスのプライスオフ案は,事前に想定していた以上に思い切った内容となっていたそうだが,キム氏は「経営者として判断に困りましたが,私が関係各社を説得しました」と,今回のリニューアルが実現した経緯を説明した。
 キム氏は「今回のリニューアルが成功するかどうかはまだ分かりませんが」と前置きし,「GEを日本の皆さんによい形で届けるべく,皆さんの声を汲み上げ,共感し,共有できる物語を一つ一つ作っていきます」と力強く宣言した。

 続いて,韓国IMC GamesのGEライブ本部 本部長 イ・ヨンシク氏,GEライブ本部 開発チーム長 キム・テヒョン氏,そして音響監督 グアック・ドンイル SEVIN氏の3名の開発スタッフが登壇。

 イ氏は,これまでの6年間を「皆さんの期待に応えるための挑戦の期間」と表現し,さまざまなコンテンツを提供できたと話す。しかし,その一方では,プレイヤーの要求と開発の方向性のズレや不具合の発生など,多くの心配や不安を抱かせてしまったことを詫び,「既知の不具合に関しては素早く修正し,今後はより慎重に開発を進めます」と話した。さらにイ氏は,今後のGEをこれまでの6年間提供した内容より優れたコンテンツとして提供すると宣言し,「運営チームとの連携で,日本に特化した内容に注力します。私たちのチャレンジに期待してください」と締めくくった。

リアルタイムサポートとサービスの値下げで,“いつ始めても楽しいゲーム”に


オフラインパーティーのメインイベントである“重大発表”こと,GEリニューアルのプレゼンテーションは,上記の中尾氏によって行われた。あらためて説明すると,今回のリニューアルは,“オンラインゲームの未完成の領域に挑む”という壮大なテーマのもと,“いつ始めても楽しいゲーム”と“長く遊んで行ける運営のカタチ”という二つの小テーマを掲げている。

 まず“いつ始めても楽しいゲーム”が意味するのは,主に新規プレイヤーに向けたリニューアルである。中尾氏いわく,自身が新たにオンラインゲームを始めるにあたり,「あったらいいな」と思うシステムやサービスを実現したとのことで,以下の施策が紹介された。なお、これらの施策は基本的に2012年7月18日のリニューアル後から適用される。

●新規推奨サーバー&開拓党
 新規推奨サーバー&開拓党は,新規プレイヤーを一つのワールド(サーバー)と一つの党(ギルド)に集めることで,同じタイミング,同じレベル帯で集まって遊びやすくするための施策である。新規推奨サーバーには文字どおり“新規推奨”と明記してあり,またゲーム内の指示に従っていれば新規プレイヤーは自然に開拓党に加入する流れとなる。

●リアルタイムインゲームサポート
 連日17:00〜22:30の間,ゲーム内でGMがリアルタイムにプレイヤーの質問に答えるという内容だ。
 中尾氏は,このシステムを導入する理由を,自身の経験になぞらえ「何か疑問があったときにWikiなどを参照しながらプレイするのは面倒だから」と説明。ちなみに同様の試みは,これまでも試験的に導入されていたが,今回あらためて正式採用される運びとなり,さらに2012年7月18日からの1か月間は,リニューアル記念期間として,サポート時間が連日11:00〜5:00までの18時間に拡大される。
 そのほか新メニューとして,連日21:00〜22:00はレベル60以下のプレイヤーに向けた初心者講習&ダンジョン体験ツアー,同22:00〜23:00にはレベル60以上のプレイヤーに向けたダンジョン攻略ツアーを用意している。

●カンストシステムの開始
 すでにGEのプレイ経験があったり,オンラインRPG慣れしたりしている人に向けた施策で,プレイヤーキャラクター数体を一気にゲーム内最高のMasterランクに上げ,かつ相応の装備アイテムも提供するという内容である。
 ただし,運営チームとしてはあまりオススメできるサービスではないとのことで,今回は新規プレイヤーに対して試験的に提供してみることになる模様。仮にプレイヤーから不満が多く出るようなら,短期間で廃止してしまう可能性もあるそうだ。

●序盤のゲームリニューアル
 クエストの目標達成に必要なアイテム数やモンスター討伐数などが減り,サクサクとストレスなくゲームが進むようになる。

続いて,すべてのプレイヤーに向けたリニューアルとして,以下の施策が挙げられた。

アイテムモールの完全リニューアル
キャラクターの能力開放およびエキスパートスタンスの無料化
有料コンテンツをゲーム内通貨FESOで入手可能に

 これらの施策は事実上の値下げで,アイテムモールの有料アイテムは,人気の高いものは従来の50%オフ,それほどでもないものは80%オフといったように全アイテムのプライスオフがなされる。

 またキャラクターの能力開放やエキスパートスタンスの無料化に関して,中尾氏は「GEはキャラクターを育成するゲームなので,そこをもっと気軽に楽しめるようにしました」と説明した。

なお,FESOによる有料コンテンツの入手は,中尾氏いわく「必ずしも楽にできるという意味ではなく,長時間プレイすると手に入るようなイメージ」とのことで,試験的な導入になるそうだ。

●ハンビットコイン(HC)でサーバー移住サービス
 これまでのプレイデータをそのままほかのワールドに移すという,2012年8月開始予定の新たな有料サービス。サービス申請後の次の週のメンテナンス明けから移住先でのプレイが可能となるが,人数バランスなどにより,随時調整が図られるため,必ずしもプレイヤーの希望が通らないケースもあるとのことだ。
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